天乃忍
- 2011/09/28 LaLa<11月号>感想
- 2011/09/22 LaLa<10月号>感想
- 2010/10/13 LaLa DX<11月号>感想
- 2010/10/03 夏のかけら
- 2009/03/30 片恋トライアングル(1)
LaLa<11月号>感想
![]() | LaLa (ララ) 2011年 11月号 [雑誌] (2011/09/24) 不明 商品詳細を見る |
以下ネタバレ感想です。
●赤髪の白雪姫 [新連載]
本誌移籍第一話。
どうなるんだろうと思いましたが、変に話のあらすじ、人物紹介だけの話にもならず、ララデラ組にも楽しい回でした。
やっぱりゼンはかっこいいですね。
しっかり王子なとこも白雪ラブなとこもにこって笑顔もいいです!w
そしてオビもかっこいい!座長さんに詰め寄った時のオビに悶えましたw
しかし私が一番好きなのはなんといってもリュウなんですw
最近あんまりしっかりした出番がなかったので今回ちゃんと登場してくれて嬉しい。
「骨が折れてる 無理に動くと長引くよ お姉さん」の時のあの表情!w素敵過ぎる!w
最後、右手を出せば良かったと本気で後悔するゼン王子に萌えました。
やっぱせっかくちゅーしてもらうなら素手がいいですよねw
移籍はちょっぴり不安でしたが、本誌で赤髪を月一で見れるというのはやっぱり素直に嬉しいです。
これからも楽しみ。
●夏目友人帳 特別編・北本と夏目
アニメ第4期…!!!?うううう嬉しすぎるーーー!!!
いやものすごく願ってましたがまさかほんとにまた続編をやってくれるとは…。。本当に嬉しいです。
まだまだアニメでやって欲しい話がたくさんあるので本当に楽しみ。幸せだ~。
前回の西村との話に続き今回は北本との話。
北本はほんとしっかり者で常識人という感じですが、西村同様この子もこの子でいろいろあって、いろいろ考えてるわけですね。こういう違った目線で何を考えていたのかがわかるお話は嬉しいです。
西本と北本が一緒にいると西村の破天荒さとか奔放さがとても目立ちますねw
反対に北本はもっとしっかり者に見えるw
のっけから二人の「北本聞いてくれ!転入生が来たんだ!」「何!?女か!?」
「……………男さ」「……………そっか……」の会話に笑ったw
北本は妹がいる長男ですか。お兄ちゃんがいる次男の西村といい、どっちもぽいですね~。
しかし妹超いい子だ…。かわいい。
お父さんと妹を守らなきゃと葛藤する北本の気持ちがもう、もう…。
皆いろいろ考えて考えて過ごしているんですね。特に高校生のこの時期はやっぱり悩みも多いです。
「優しい奴には優しい友人が出来るんだな」という夏目の言葉に、「普通は恥ずかしくてそんなこと口にしない。夏目はそういう感覚がないくらい人とのつきあいがなかったのだろうか」と考える北本。
なんだかこの場面がすごくぐっときました。
こういう言葉をこういうモノローグに変える話の作りはやっぱりすごい。
すごくすごく素敵な話の作り方ですね。
それにしても「いじめっことそうじゃない奴の見極め…かな」と解釈する北本に爆笑したw
人懐っこくて人との距離をぐいぐい詰めて来る西村と比べ、北本と夏目の間にはやはり距離がある。
そんな距離を少しずつ縮めて、少しずつ知ろう、聞こう、話そう、聞いてもらおうと思う二人の姿がとても良かった。
北本は特に勘が良さそうなので夏目に何かしらの秘密があることはわかっているようです。
西村もだけど話して欲しいと思ってるだろうなぁ。。
とっても前回といい今回といいもう本当に素敵なお話でした。
にゃんこ一番くじやりたい。
●会長はメイド様! 第64話
公開告白に続いて皆の前で公開ちゅーとか…。やるな…。
碓氷がいなくなった後の話はどうするんでしょう。
美咲が他の人といい感じになったりとか揺れたりとかは嫌だな~…。
まぁとりあえず葵ちゃんを出してくださいw
●ラストゲーム [集中連載最終話]
小中学生編の第一話、高校生編の第二話、そしてついに大学生編の今回。
柳ってば…十年片想いしてたとか…w煽り通りほんと涙ぐましい努力…w
大学生になってもいまだ高校生の時とほぼ同じように過ごしてる二人に悶えたw
柳がなんだかんだ理由つけて九条さんとご飯食べたりするところは全く変わってません。学食がちゃんとしたディナーになったことぐらいかなw
そんな最終話は九条さん目線のお話。今まで九条さんの鉄の女具合がすさまじすぎて隙がないように見えてましたが、九条さん目線だとそんなことない、この子普通にかわいい女の子です。
ちゃんといろいろ考えて、柳の言葉や行動にいろいろ感じてるじゃないですか。嬉しいなぁ。
しかし九条さんは高校も大学も偶然同じになったと思っているようですが、違う!違うんですよ!w完全に柳が九条さんと同じところを選んだんだよ!wと九条さんのモノローグから柳の何年もの苦労を微笑ましく涙ぐましく思いましたw
九条に呼び出されて完全にハイになる柳かわいw
こんな浮かれてんのに内容が友達が紹介して欲しいって言ってたからって内容じゃあそりゃショック受けますよねぇ。
柳からの連絡が途絶えて無意識に悲しいとか寂しいとか自分が悪かったって思う九条さんはかわいいなぁ。
普段無表情の子がこうやって感情を顔に出すとなんでこんなにかわいいのか。
九条さんを見つけた途端しっかり自分の上着着せる柳にキュン。
男だよ!かっこいいよ!
九条さんは無自覚ですが、これは友情なんかじゃないですね。
ラスト、すごくいい終わり方でした。
もうなんてキュンキュンするんでしょうか。しっかりくっついたわけじゃないのに、すごくいい未来が想像できる終わり方。
やっぱり天乃先生大好きだ…!!
そしてそしてなんと嬉しいお知らせ…!
2月号から「ラストゲーム」の続編が集中連載だそうです…!嬉しすぎる…!嬉しすぎる!!w
好評だったからですかね。もうなんて吉報でしょうか。
しかもしかも、1月にコミック発売とな!
ということは!「ラストゲーム」はおそらく2巻完結ということ…!1巻に3話じゃ少ないからコミックス未収録の読み切りが載るかもしれないということじゃないですかー!!
あ~嬉しいです。これからももっともっと天乃先生のいろんな作品が見たいなぁ。
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LaLa<10月号>感想
![]() | LaLa (ララ) 2011年 10月号 [雑誌] (2011/08/24) 不明 商品詳細を見る |
以下ネタバレ感想です。
●夏目友人帳 特別編・西村と夏目
私はアニメを観てからというものの西村が大好きなんですが、今回はその西村目線のお話。
こういう明るくて馬鹿っぽいけどいろいろ考えてる優しい子大好きです。
夏目が転校してきた当初の話。
西村って今まで明るくて屈託のない感じでってイメージでしたが、この子はこの子なりにいろいろあって、いろいろ考えてたんだなぁとわかった今回。
折り紙のエピソードといい、やはり緑川先生は話作りが上手過ぎる。。
すごくすごくキュンとさせられました。胸があったかくなるとはこういうことですね。
西村がいつもお昼にパンばっかり食べてた理由とか、夏目とどうやって仲良くなっていったかとか、知りたかったこともわかってとても良かった。
しっかし転校生が男だとわかった時のあの西村のガッカリ顔w
ほんとこういうお調子者好きだなぁ。
女子達の夏目初見の感想にも笑いましたw「ちょっとかっこいいね」「地味じゃない?ってか白!」ってw
西村が昼食のパンのことを考えながらなにげなく言った「よろしく」という言葉が、夏目にとってはとてもとても特別で大切なものだったんですね。
いつもは夏目目線で話を見てるから夏目の気持ちが痛い程わかりますが、今回は何も知らない西村からの目線の話だったので、夏目の気持ちがすぐには読めないのです。
でも一瞬一瞬で垣間見える夏目の本当の気持ちに胸がキュンとなり、西村同様、夏目のことをもっと知りたい、もっと仲良くなりたい、教えて欲しいという気持ちにさせられます。
とってもいいお話でした。
西村のことも夏目のことももっともっと好きになりました。
アニメの方は終わってしまいましたね。あの話を最終回に持ってきてくれて本当に良かった。
3期までやったのだから是非4期も…と願ってしまいます。
そして是非是非今回の話をアニメで観たいです。
●桜蘭高校ホスト部 特別編―真夏の夜のホスト部―
ドラマ版一回も観てないんですがどうなんでしょうか。
ハルヒ役の子はかわいいと思います。
本編。
髪長いハルヒはやっぱりかわいい。
髪長い馨もなかなかよいですね。しかし光の髪型の方が好き。
あいかわらずのテンションの高さと仲の良さでしたw
葉鳥先生の次回作楽しみです。
●キスよりも早く love.48
この作品を読む上での萌えの比重が、個人的に 先生と文乃さんのイチャイチャ<翔馬くん なので、先生と文乃さんがどんなにイチャイチャしてようともw翔馬くんに目がいってしまいますww
文乃が目に入っただけで真っ赤になってしどろもどろになる翔馬くんかわいいなぁ。
自覚してから最高にかわいいです。
今までツンツンデレぐらいだったのに今はしっかりツンデレって感じw
●純愛ラビリンス 第25回
やっぱりセオリー通り最後はお兄ちゃんとなのかなぁ。
レイラ派としてはレイラにもっともっと頑張って欲しいです。
さりげなくぎゅーって抱き締めちゃうレイラかっこいい。お兄ちゃんに持ってかれた感はありますがw
両方ともウミがかわいくてかわいくて仕方ないって感じですね。
●ラストゲーム 第2話
本命です。LaLaを買った理由ですw
LaLaで天乃先生の連載が読めるなんてなんて幸せなことでしょうか。
今回は集中連載って形だけどこのまま看板作家さんになってくれないかなぁ。。
これは単行本出ますよね!?あー楽しみ!
完璧少年・柳と鉄の女・九条さんのお話。
なんでも持ってる完璧な男の子と友達もいない地味な少女が主人公。
根本のお話自体はベタなのですが、やはり天乃先生の手に掛かるとキャラがもうきに活きてキュンキュンとニヤニヤが止まらないです。
葛西といい今回の柳といい、天乃先生の描く空回る男の子は愛しすぎますねw
絶対に九条さんのこと好きなくせに無自覚で尚且つ自分に惚れさせて振ってやろうとか考えてるなんて馬鹿すぎて愛し過ぎるww
いろいろな作戦で九条さんを落とそうとしてるのにまっったく靡かない九条さんに惚れるw
他の女の子とは違い少しも思い通りにいかない九条さんに苦戦しながらも、九条さんのいろんな一面を見ていく柳。
「九条は女じゃねー」とか言ってるくせに、ふとしたメールにきゅんとしちゃってるとことかこっちがキュンなんですがw
柳は九条さんが言ったことが嬉しくて、自分のことをちゃんと見て欲しくて、「フってやる」なんて理由からじゃなく、本当に好きになってもらいたいだけですね。全部無自覚なんですが。
車の中で黙って震える九条さんの手を握った柳がかっこよ過ぎでした。
そしてついに自覚ですか。もうキュンキュンですね。
自覚した柳がどうするのか楽しみです。九条さんが落ちるところが想像できないw
次号から「赤髪の白雪姫」が本誌での連載になるそうです。
これはどうなるんでしょうか。途中から読んだ人にわかるのかなぁ?
期待と不安半々ですが、楽しみにしてます。
LaLa DX<11月号>感想
![]() | LaLa DX (ララ デラックス) 2010年 11月号 [雑誌] (2010/10/09) 不明 商品詳細を見る |
以下ネタバレ感想です。
●八潮と三雲【草川為】 第7話
八潮さんと三雲の同居がスタート。
しかし同居が楽しすぎてはしゃぎすぎたため熱を出す三雲w
そんな三雲に対する八潮さんの優しさがすごく良かったです。「特別にテレビも見ていい」に笑ったw
しかし三雲は勝手に熱を出したのに自分だけゴロゴロしてることに居た堪れなくなり、雑巾掛けスタート。
じっとしていない三雲に、「おとなしく寝てたらわがままをひとつ聞いてやる」と八潮さんから一言。
その一言に喜びまくる三雲がものすごくかわいかったです。
それにしてもあのお願い事リストはすごすぎるww
今回は八潮さんの優しさが素敵でした。
結局お願い事全部やってあがる八潮さんはかっこいい。
あと普通にお姫様抱っことかしちゃうのにもキュンです。
●赤髪の白雪姫【あきづき空太】 第21話
オビがかっこよすぎです。白雪の笑顔に対するあの反応が素晴らしい。
ラジ王子も好きです。
ミツヒデとイザナが話してるのを見たゼンの反応も良かったですw
「ふ――――――――ん…」ってw
そして白雪を探しているという少年が美少年すぎたw
しかもなんだか生意気っぽくて私が好きな感じですw
「ナイトが守る姫は かっさらうのが定石だよ」
この子が白雪を狙う理由はなんなのでしょうか。
●マイリトルリリィ【弓きいろ】
弓きいろ先生の読切作品です。
ジェイクはかっこいいし何よりヒロインが魅力的でした。こういう元気な女の子いいなぁ。
そしてオチにびっくりw
●帝の至宝【仲野えみこ】 第11話
志季に男色疑惑ってwなんでそうなるw
「吏元と話してると胸が痛む」という志季の言葉に志季が吏元を好きなんじゃないかと疑う円夏様と香蘭w
円夏様も香蘭もこういうことに鈍いです。
吏元だけはその意味がちゃんとわかってますね~。
しかし実際に自分の所まで来た志季を見て「陛下マジで俺のことを…!!?」と焦る吏元w
その後の吏元のお断りの叫びが空回りすぎてかわいかったw
結局胸の痛みは助間神経痛ということに落ち着きましたが…違うのに!!w
でもこれ志季本人は気付いたんじゃないかなぁ。
「好きな人でも?」って聞かれた時に「うん」って言ってたし。
結局は違かったって納得したとしても一瞬は自分は香蘭のこと好きだって気付いたっぽいですよね。
「私もてっきり 恋かと思った」ってのにドキドキでした。
●もちもちの神様【森生まさみ】 第6話
今回は可南子と三日月くんのお話。
やっぱりこの2人はいい感じだなぁ。三日月くんも可南子の前だと自然体な感じです。
流歌とおっくんは今回ラストの登場のみですが早くこの2人もうまくいけばいいなぁ。
●絶対平和大作戦【小椋アカネ】 最終話
良かった…本当に良かった…。
「もう一生分幸せにしてもらいました」ってユーダが切なかった…。
でも最高のハッピーエンドです。「助かっちゃった」ってヨハネの笑顔に泣いた…。
子供も産まれたというのに最後の最後までラブラブイチャイチャでニヤニヤでしたw
このお互いがお互いを好き過ぎてしょうがないって感じが良いですよね。
終わってしまって寂しいですがいい最終回でした。
次回作楽しみにしています。
●渡会くん家の妖怪さん【天乃忍】
今回の大本命です。すごく良かった。やっぱり天乃先生の作品は全部大好きです。
この作品は「家族」がテーマですね。あったかくて良い作品でした。
渡会くん家が引っ越してきた家が化け物屋敷と呼ばれる妖怪が出る家で~というお話。
この家族のキャラが皆素敵でした。
夏希(16)のクールで物怖じしないキャラもかっこいいし春人兄(17)みたいな人も大好きです。
そして当の妖怪である音々がかわいすぎてかわいすぎて…。
強がってるけどほんとはものすごく優しくてさみしがりやなところにキュンです。
すぐ真っ赤になるのもかわいい。そして天乃先生はやはり泣き顔がうまいw
最後の夏希の笑顔には音々ちゃんと同じくやられましたw
これは続きが読みたい…。連載してくれないかなぁ。
●桃山キョーダイ【ふじつか雪】
「オレには世界一かわいいんですよ」に驚きました。
千尋のことかわいくてしょうがないんだろうなぁ。
梅田くん好きです。もっとこう…絡んできて欲しいです。
●純愛ステーション【田中慧】
つい立てを挟んでの告白が良かったです。
國見さん舞のこと本当に大好きなんだなぁ。
温泉とかニヤニヤなんですが最後のモノローグがこれから嫌な方向に行くことを暗示してますね。
「薄暗い雲」とはなんなんでしょうか。
次号は「会長はメイド様!」の特別編が掲載です。
夏のかけら
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『春も夏も秋も冬もあなたに、切なく眩しい恋をした。』
天乃忍 初読切集
以下ネタバレ感想です。
天乃忍先生の短編集。
やっぱりこの先生の描くお話が大好きだと再確認させてくれる1冊でした。
●夏のかけら
『思い出すのはあの日の空、あの人を思って走った あの夏のかけら』
【あらすじ】
入院した祖父を見舞いに訪れた美雪は、そこで出会った一人の少年・円に次第に惹かれていくが…!?
【感想】
あぁ。。泣いた…。。私悲恋ってあんまり好きじゃないんですが、やっぱり天乃先生はこういうお話を描くのがうまい。
すごく切なくて、甘酸っぱくて、キュンとさせられて、最後には自然と涙が出る。
いや~…本当に素晴らしい作品です。
円の想いが切なくて。
本当は美雪に帰って欲しくないのに、自分の命がもう限られてることを自分でわかってるから本音を冗談でごまかそうとするシーンがすごく切なかった…。
「ここにいろよ」っていうのは絶対に本当の強い思いなのに。
自分は美雪を縛り付けちゃいけないし、自分自身も大切なものを残しちゃいけないって思ってるんですよね…。
そして美雪の想いにもまたやられました。
自分が円にとっての未練になってしまったのではないか、「ずっと一緒に」という一番残酷なことを言ってしまったのではないかと思い悩む姿が切ない。
でも最後の終わり方がすごくすごく良かったです。
円にとって、美雪にとって、その出会いがすごく綺麗で大切でかけがえのないものであったんだと思わせてくれる終わり方でした。
この短編集の中で一番好きな作品です。
円くん、本当に魅力的な人だ。
●雪のかけら
『足跡が消えても 雪が解けても残るもの 誰かの胸に残って広がる その名前はきっと』
ヒロインは図書委員の菊池綾ちゃん。
ある日をきっかけに、同じクラスである遠野直人が隣のクラスの図書委員、紺野さんを好きだと知ってしまった菊池さん。
「言ったら殺す」と脅されながらも、紺野さんを見ている遠野を見てだんだんと目を奪われていきます。
しかし紺野さんもまた、違う人に片思いしていたと。
片思い、切ないです。
遠野がこれまた魅力的なんですよね~。
紺野さんが違う人を好きだと知りながらも一途に紺野さんを想い続けてる。
そんな遠野を見て菊池さんは遠野が気になり始めるわけです。
菊池さんはこの作品においてヒロインでもあり、遠野と紺野さんのお話の第三者的立場も果たしています。
遠野の報われない恋の上に、また菊池さんの報われない恋も重なって、見ていてすごく切ない。
でもやっぱり片思い男子、片思い女子はかわいいですね。
こちらの終わり方もまたいい終わり方です。
天乃先生は「この後をご想像ください」っていう終わらせ方がすごくうまいです。
●恋のかけら
『こぼれおちる 恋のかけらを 幾度もすくいあげて 積み重ねて ―そうして誰もが愛しいものと出会っていく』
「雪のかけら」で遠野くんの想い人であった紺野さんが主人公のお話。
ものっすごく不器用な紺野さんが家庭科部に入部してその部長である近藤くんにマフラーを編みます。
近藤先輩はとてつもなく鈍い人。
紺野さんは菊池さんの言うように「小さくてころころしてて」、いつもニコニコしててドジでかわいいです。
そんな手先が不器用な紺野さんが一生懸命マフラーを編むからかわいい。
そして家庭科部のもう1人のメンバーである岡田くんがこれまたすごくいいキャラです。
私はこういう人が好きw
このお話はしっかりとしたハッピーエンドです。
モノローグも素敵だなぁ。
●春待ち草子
『伝えられなかったこの思いも いつまでも胸を刺すこの後悔にも 何か意味があるのなら どうか届いて』
3年前にお父さんを亡くした日向がお父さんの書いた童話の世界に迷い込むお話。
ここで日向はお父さんの本当の想いを知ります。
花とゆめ系の漫画でこういう恋愛要素がないものも珍しいですね。
天乃先生は本当にあったかくて素敵なお話を描く人です。
●秋色君色
『一緒にいるだけでうれしくて ささいなことで胸がふるえて 時には胸が痛んでも それは 泣きたくなるほど しあわせな』
これぞ少女漫画!すごくドキドキしてキュンキュンしました!
電車の中ってやっぱり最高の青春スポットですね。
最初は全くかのこに振り向かない伊原くんでしたが、少しずつ少しずつかのこに優しい表情を見せてくれるようになる姿が素敵。
最後悲恋で終わらなくて本当に良かったです。
●明日のかけら(おまけまんが)
『それぞれの想いのかけらを つないで 重ねて そうして紡がれる 明日のかけら』
「雪のかけら」の岡田くんがフューチャーされています。
「いい人止まり」!!w確かにそんな感じだw
そんな岡田くんにも希望が~という終わり方。この2人のお話も詳しく見たかったなぁ。
本当に本当に素敵な1冊でした。
天乃先生の単行本がこれからもっともっと出てくれることを祈ります。
片恋トライアングル(1)
![]() | 片恋トライアングル 1 (花とゆめCOMICS) (2009/01/05) 天乃 忍 商品詳細を見る |
以下ネタバレ感想です。
天乃先生の初コミックスです!
天乃先生は昔から大好きだったのでやっとコミックス化されてほんとに嬉しいです。
この方の描く男の子は皆かっこいい。女の子も皆かわいいです。
お話もふんわりしてて素敵。
いかにも青春~って感じの作品ですね。大好きですこーゆーの!
関谷さん、結城くん、葛西くんの三角関係。
この3人の関係いいです。
でも三角関係って結局誰かが余っちゃうからな~。
私は断然葛西くん派です(笑)
関谷さんのこと明らかに好きなのに無自覚でいじめちゃうってかわいすぎます。
結城くんに恋してる関谷さんが泣いたり真っ赤になったりして頑張ってる姿を見てだんだんと惹かれていく様子にキュンキュンです。
天然でかっこいい結城くんも捨てがたいけど、ここは葛西くんに頑張って欲しいです。
しかし関谷さんは結城くんにベタ惚れだから…w
鈍い関谷さんには今のままの葛西くんの愛じゃ伝わらないなぁ(笑)