草凪みずほ
暁のヨナ(6)
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「どうか守らせて この国の姫として ただ一人の人間として 闘わせてください」
激動の大河ファンタジー・ロマン!第6巻!
以下ネタバレ感想です。
【あらすじ】
阿波の町で緑龍・ジェハと出会ったヨナ達。
ヤン・クムジと闘うジェハ達へ協力を申し出たヨナは、信頼に足る人間かどうかを船長・ギガンに試されることに…。
そして、断崖絶壁の岬から千樹草を摘んでくるという試練にたった一人で立ち向かうが――!?(裏表紙より)
【感想】
この巻は緑龍ジェハとヨナとの出会いからヨナの命がけの闘いまで。
どんどん集まる魅力的な登場人物、どんどん成長する主人公。
少女漫画なのに少年漫画のようなワクワクドキドキが止まらないですね。
なのに少女漫画としてしっかり恋愛要素もあって、もう大満足です。
第30話「交渉」
「なぜ こんなにも 離れ難いと思うのは」
最初は緋龍とか四龍に否定的だったジェハがヨナと出会って、結局は血に抗えないってことを痛感していく姿がすごくいい。でもそれは実は血のせいだけじゃないんですよねぇ。
ヨナの魅力に惹かれていく様子がすごくいいです。
そしてギガン船長にお面取られて顔隠すシンアがかわいいw
ヨナの「私にも引けない理由がある」の時の顔が凛としていてすごく好きです。
雑誌掲載時の感想はこちら↓
⇒第30話「交渉」(花とゆめ<4号>)感想
第31話「千樹草の試し」
「そう思えば どこへだって行けるのよ」
ヨナは強いです。いやすごく弱い。
本当はすごく弱いただの女の子なのに、目的のために、守るべきもののために、弱い自分を奮い立たせて立ち上がる姿はとても好感が持てます。
ただ強いだけじゃなく、本当は怖くて怖くてたまらない、というのが人間っぽくていい。
ヨナが千樹草を採りに行くと決めた時の一行の心配し具合がまたいいなぁ。
ハクはほんとは一番心配してるでしょうに、あそこの場面の表情が素敵です。
雑誌掲載時の感想はこちら↓
⇒第31話「千樹草の試し」(花とゆめ<5号>)感想
第32話「繋がり」
「今更欲なんて 顔を出してくれるなよ」
咄嗟に「ヨナ!!」って呼ぶジェハにキュン。
ポーカーフェイス作ってるけどヨナに何か言われた時調子を崩されてるのがいいですね。
そして何よりこの回はハクにやられます。
今まで何度もその気持ちを殺して来たのだと思うと切な過ぎます。
主従以上の関係を望んだっていいじゃない。
ハクのヨナを大切に思う気持ちは本当に計り知れないですね。
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⇒第32話「繋がり」(花とゆめ<7号>)感想
第33話「戦支度」
「ジェハの傍はほっとする」
こんなことあんな笑顔で言われたらそりゃかわいいわw
ヨナの言葉に動揺する度に血のせいにするジェハにニヤニヤですw
料理を褒められて得意げなユンもかわいいです。
皆ヨナ大好きですねw
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⇒第33話「戦支度」(花とゆめ<8号>)感想
第34話「勇気の連鎖」
「俺が行くからには 絶対に ヨナは死なせない」
この回はもうユンかっこいい、の一言に尽きます。
この子の人間くささ、弱さ、強さ、大好きです。
四龍のように特別な身体能力があるわけではないけど、やはりヨナといればちゃんと男の子で、ヨナを守ることを第一に考えてるんですよね。もう素敵過ぎる。
ハクの葛藤といい、ヨナの決意といい、ギガン船長のかっこよさといい、すごくいい回です。
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⇒第34話「勇気の連鎖」(花とゆめ<9号>)感想
第35話「馨しい積荷」
「確かに私は なんの力もありません はがゆいほどに 決して強くもありません でもどうか守らせて この国の姫として ただ一人の人間として 闘わせてください」
これほどヨナが強く、逞しく成長するとは。
あの瞳は本当にすごい。
そして自分が身代わりになってヨナを守るユン。
殺されるかもってわかってるのにヨナのために頭より先に咄嗟に行動しちゃうユンが好きです。
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⇒第35話「馨しい積荷」(花とゆめ<10号>)感想
後半はとても緊迫した状況。わかっていてもドキドキしますね。
そしてやっぱり何より全員が全員魅力的。
個人的に好きなユンが活躍する巻でもあったので、とても良かったです。
次巻でも引き続き活躍を楽しみにしています。
とにかく面白い!
⇒暁のヨナ(4)感想
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暁のヨナ(4)
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激動の大河ファンタジー・ロマン!
白龍が導き 青龍の里で見たものとは――!?
以下ネタバレ感想です。
なんとかわいい表紙でしょうか。
ヨナもユンもかわいすぎる。
草凪先生はどんどんカラーがうまくなりますね。色の塗り方の綺麗さにうっとりです。
【あらすじ】
伝説の四龍の戦士を探し、旅をするヨナ達。
霧の里で出会った白龍・キジャはヨナに忠誠を誓い、共に旅立つことに。
他の四龍を感知できるキジャの力で青龍を探すが、道中は災難続きで!?
苦難の末、青龍の里を見つけるが「青龍がいない」と告げられて!?(裏表紙より)
【感想】
この巻は主に青龍のお話。
ここらへんのお話は本誌掲載時にも泣きましたが、また通しで見ると…。
第18話「龍の爪」
『強くあろうとする 泣きだしそうなか弱い背中を 支えて差し上げたい』
キジャが仲間になってから初めてのハクとの共闘。
ヨナを守るのは自分だとライバル意識前回の2人がいいです。
そしていちいち「俺は天才美少年」って自己紹介するユンもいい!w
そりゃ譲ちゃんにも間違えられますよw
雑誌掲載時の感想はこちら↓
⇒第18話「龍の爪」(花とゆめ<14号>)感想
第19話「あちらへこちらへ」
『あの方の お役に立ちたい』
今まで温室暮らしだったキジャが旅の大変さ、辛さを実感。
そんな中夜中誰にも言わず一人で弓の練習をしているヨナを見て、キジャは「あの方のお役に立ちたい」と強く思います。
血のせいだけじゃなく、キジャがヨナの一生懸命な姿を見て「役に立ちたい」「守りたい」と願うすごくいいお話です。
そしてハクもヨナが一人で弓の練習をしているのをずっと知りながら見守って来たんだなぁと。
この人の愛がやっぱり一番だと感じさせられます。
雑誌掲載時の感想はこちら↓
⇒第19話「あちらへこちらへ」(花とゆめ<15号>)感想
第20話「あなぐらの民」
『私はあなたが欲しい 勝手でごめんなさい』
いよいよ一行は青龍の住む里へ。
しかしここに青龍はいないと答える村人達。
ヨナの言動に一喜一憂するわんこみたいなキジャがものすごくかわいいですw
そして苦虫を噛み潰したようなハクもw
雑誌掲載時の感想はこちら↓
⇒第20話「あなぐらの民」(花とゆめ<16号>)感想
第21話「目隠しの龍」
『おれは ここにいるよ』
青龍の過去のお話。もうこれはやばいです。
青龍の孤独だった過去。
でもアオがいてくれたから、本当の孤独ではなかったと。
アオにとってもいつの間にか青龍の存在がとっても大切になっていたんですね…。
不器用なアオの優しさと、その優しさに触れてすごく嬉しそうな青龍がもう…。
そして最後は切なくて切なくて。
同じ四龍でもキジャとは全く違う境遇の青龍。
血の運命がもたらす悲しみですねぇ。。
雑誌掲載時の感想はこちら↓
⇒第21話「目隠しの龍」(花とゆめ<17号>)感想
第22話「呼びあう」
『なぜ俺はこんなにも この少女に逢いたかったと思うのだろう』
「今度はちゃんと戻ってくださいよ でないと この先うぜェぐらい側から離れませんからね」
ハクがいかにヨナを大切に思ってて、尚且つヨナもハクを大切に思ってるか、すごくわかります。
でもヨナはハクに「自由を返したい」って言うけど、ハクにとって今のこの状態はしょうがなくとか縛られてるから、とかいうわけじゃなくて、自分にとって一番大切なものを自分の意志で守ってるだけなんですけどねぇ。
雑誌掲載時の感想はこちら↓
⇒第22話「呼びあう」(花とゆめ<19号>)感想
第23話「反響する恐怖」
『あなたの手は とても温かかった』
ヨナを威嚇する青龍。
でも心の奥では信じたい、ついて行きたいと思ってるんですよね。
そんな青龍に向けたヨナの言葉にしびれました。
そして洞窟が崩れてしまった時、ヨナの身を案じて取り乱すハクがもう…。
この人がどれだけヨナを大切に思っているかがひしひしと伝わってきます。
雑誌掲載時の感想はこちら↓
⇒第23話「反響する恐怖」(花とゆめ<20号>)感想
本誌で読んでいるというのにものすごく面白かったです。
早く青龍を救ってあげて欲しいですね。