HOME > スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
HOME > 小学館

Piece(1)(2)

Piece 1 (フラワーコミックス)Piece 1 (フラワーコミックス)
(2008/12/24)
芦原 妃名子

商品詳細を見る

Piece 2 (フラワーコミックス)Piece 2 (フラワーコミックス)
(2009/06/26)
芦原 妃名子

商品詳細を見る


少女まんが界を揺るがす、超ハイレベルミステリーLOVE!

以下ネタバレ感想です。


あらすじ
高校を卒業して数年、水帆に突然かかってきた電話。それは折口はるかの訃報。
地味で目立たないはるかだったが、水帆は、高校時代はるかが妊娠していた事実を知らされる。
しかも、はるかの母親に「その子の父親を捜してほしい」頼まれてしまう。
しかし、水帆は恐れていた。高校時代、キスを交わした「成海皓」に再び関わってしまうことを…。(裏表紙より)


感想
「砂時計」の芦原妃名子先生の作品です。
ずっと気になってはいたんですがあらすじを読んで「う~…暗そう」と思って避けてました。
しかし買って本当に良かった…。これはいい作品ですね。すっごく面白い。

この先生の作品の良さはむしろその暗さにあるかもしれません。
登場人物達の思いや行動が決して綺麗なものだけではなく、汚いことも間違っていることもある。
それがリアルで人間味があり、感情移入させられます。
特に今回の作品の水帆のような性格に当てはまるような人はたくさんいるんじゃないでしょうか。
砂時計しかり、こういう暗い出来事の中で、遠回りしながらも進んだり成長したりする主人公とそれを取り巻く人達が人間くさくて魅力的です。

そして伏線の張り方と構成がとてもうまい。
本格ミステリーと謳ってるだけあってすっごくドキドキさせられます。




1巻
『私は 多分 自分を少し 変えてみたくなったんだ』

かつてのクラスメイトである折口はるかの死をキッカケに、主人公である水帆がその断片を辿っていろんな人や過去と関わっていくお話です。

水帆みたいな考え方や性格って誰もが少しは共感できるものがありますよね。
自分の生き方はこれでいいんだと言い聞かせても、やっぱり他の人との関わりで、自分に欠陥があるのではないかか、普通ではないのではないかと思い悩む水帆。

この漫画を見てあー人の受け取り方ってやっぱりそれぞれで、1つの言葉を取ってもそれで平気な人もいれば傷付く人もいるんだな~と痛感しました。
確かに水帆にはドライなところがありますが、一見正しくも見えます。
でもそんな水帆の言葉や行動に冷たさを感じる人もいるんですよね~。。

本来の水帆の性格だったらきっと折口はるかの彼氏探しなんてしないだろうけど、ここで一歩踏み出したことによって水帆の世界が少しずつ変わっていきます。
タイトル通り、たくさんの人に触れることでそのピースが集まり、少しずつ過去が明らかになっていきます。


そしてかなりのキーパーソンであろう成海皓のキャラクターがすごい。
実際いたら相当ヘビーですけどやっぱり魅力的です。
ほんと何考えてるのかわかんないし怖い時もあるんですけど所々の仕草や行動、言動にやられます(笑)
コイツは私の手に負えない、とかサイテー男だとか頭ではわかってるのにそれでも惹かれちゃう水帆の気持ちが良くわかる。

一見完璧に見える矢内先輩も人間味があってすごくいい。
折口さんに惹かれていく過程がすごく良かった。
そして亡くなったと聞いて「彼女のことを知りたい」と泣く先輩の姿にじーんときました。




2巻
『私は何が知りたくてバスに乗るんだろう?行き着くその先を確かめるんだ 目をそらさずに』

バスのエピソードはなるほどな~と思いました。
おじさんは悪い人には見えないなぁ。。でもやっぱり少しずつ偏った部分があるのかも。
でもそれを水帆があの歳で理解するのは難しいですよ。

水帆の母親はな~…。なんというか弱い。
気持ちもわかるけど…子供のこと考えてるようで自分が一番大切なのがわかっちゃう。
両親にとっては何気ない言葉でも子供の時にこういうふうに言われたことってすっごく残るんだな~と…。
こういう些細なきっかけで何かが捻れちゃうこともあるんですよね~…。
その過程がリアルだ…。


瀬戸内さんがかわいすぎます。
普通こういう子って他の漫画だと性格悪いと相場が決まってるのにw
作者さんも言うようにこういう全く欠点のない子って時たまホントにいるんですよね。
そして小池先輩がまたいい人過ぎて素敵だ。
瀬戸内さんが折口さんのことに協力してくれるのは心強いけどこの子にはあんまりドロドロを味わってほしくないというか…。
今のままの幸せをずっと感じていてほしい…。
菅原くんもすっごく悪いんですが…決して許せないような芯からの悪人じゃないんですよね。


そして宮本先生と秋人くん。
もう…泣いた…。秋人くんがいい子過ぎていい子過ぎて…。。
こんなに小さな子がいろいろなことを我慢して泣くのを耐えてる姿にもう涙が止まりませんでした…。
お願いだからこの子には誰よりも幸せになってほしいです。
はるかちゃんが宮本先生と秋人くんを救ってくれて良かった。。
そして折口さん自身もこうやって誰かを救っているんだってことが知れて良かった。

やっぱり芦原先生はモノローグと構成がうますぎます。
お話の盛り上げ方が群を抜いてうまい。


たくさんの人に話を聞くことで、当時は喋ったこともなく、全くどういう人かわからなかった折口さんがどういう人間で、どういうふうに生きていたのかが見えてくる。
折口さんはもういないけど、彼女のピースが集まるに連れて水帆達と同じように折口さんのことをもっと知りたいという気持ちになります。



すごく面白かったです。
これは続きが気になる。3、4巻も購入します。





関連記事
スポンサーサイト

この記事のトラックバックURL

http://akahashi23.blog37.fc2.com/tb.php/345-52db2792

コメント

コメントする

管理者にだけ表示を許可する

  Template Designed by めもらんだむ

special thanks: Shangri_LaDW99 : aqua_3cpl Customized Version】


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。