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夏のかけら

夏のかけら (花とゆめコミックス)夏のかけら (花とゆめコミックス)
(2010/03/05)
天乃 忍

商品詳細を見る


『春も夏も秋も冬もあなたに、切なく眩しい恋をした。』
天乃忍 初読切集

以下ネタバレ感想です。


天乃忍先生の短編集。
やっぱりこの先生の描くお話が大好きだと再確認させてくれる1冊でした。




夏のかけら 
『思い出すのはあの日の空、あの人を思って走った あの夏のかけら』

あらすじ
入院した祖父を見舞いに訪れた美雪は、そこで出会った一人の少年・円に次第に惹かれていくが…!?

感想
あぁ。。泣いた…。。私悲恋ってあんまり好きじゃないんですが、やっぱり天乃先生はこういうお話を描くのがうまい。
すごく切なくて、甘酸っぱくて、キュンとさせられて、最後には自然と涙が出る。
いや~…本当に素晴らしい作品です。

円の想いが切なくて。
本当は美雪に帰って欲しくないのに、自分の命がもう限られてることを自分でわかってるから本音を冗談でごまかそうとするシーンがすごく切なかった…。
「ここにいろよ」っていうのは絶対に本当の強い思いなのに。
自分は美雪を縛り付けちゃいけないし、自分自身も大切なものを残しちゃいけないって思ってるんですよね…。

そして美雪の想いにもまたやられました。
自分が円にとっての未練になってしまったのではないか、「ずっと一緒に」という一番残酷なことを言ってしまったのではないかと思い悩む姿が切ない。

でも最後の終わり方がすごくすごく良かったです。
円にとって、美雪にとって、その出会いがすごく綺麗で大切でかけがえのないものであったんだと思わせてくれる終わり方でした。

この短編集の中で一番好きな作品です。
円くん、本当に魅力的な人だ。



雪のかけら
『足跡が消えても 雪が解けても残るもの 誰かの胸に残って広がる その名前はきっと』

ヒロインは図書委員の菊池綾ちゃん。
ある日をきっかけに、同じクラスである遠野直人が隣のクラスの図書委員、紺野さんを好きだと知ってしまった菊池さん。
「言ったら殺す」と脅されながらも、紺野さんを見ている遠野を見てだんだんと目を奪われていきます。
しかし紺野さんもまた、違う人に片思いしていたと。

片思い、切ないです。
遠野がこれまた魅力的なんですよね~。
紺野さんが違う人を好きだと知りながらも一途に紺野さんを想い続けてる。
そんな遠野を見て菊池さんは遠野が気になり始めるわけです。

菊池さんはこの作品においてヒロインでもあり、遠野と紺野さんのお話の第三者的立場も果たしています。
遠野の報われない恋の上に、また菊池さんの報われない恋も重なって、見ていてすごく切ない。
でもやっぱり片思い男子、片思い女子はかわいいですね。

こちらの終わり方もまたいい終わり方です。
天乃先生は「この後をご想像ください」っていう終わらせ方がすごくうまいです。



恋のかけら
『こぼれおちる 恋のかけらを 幾度もすくいあげて 積み重ねて ―そうして誰もが愛しいものと出会っていく』

「雪のかけら」で遠野くんの想い人であった紺野さんが主人公のお話。
ものっすごく不器用な紺野さんが家庭科部に入部してその部長である近藤くんにマフラーを編みます。

近藤先輩はとてつもなく鈍い人。
紺野さんは菊池さんの言うように「小さくてころころしてて」、いつもニコニコしててドジでかわいいです。
そんな手先が不器用な紺野さんが一生懸命マフラーを編むからかわいい。

そして家庭科部のもう1人のメンバーである岡田くんがこれまたすごくいいキャラです。
私はこういう人が好きw

このお話はしっかりとしたハッピーエンドです。
モノローグも素敵だなぁ。



春待ち草子
『伝えられなかったこの思いも いつまでも胸を刺すこの後悔にも 何か意味があるのなら どうか届いて』

3年前にお父さんを亡くした日向がお父さんの書いた童話の世界に迷い込むお話。
ここで日向はお父さんの本当の想いを知ります。

花とゆめ系の漫画でこういう恋愛要素がないものも珍しいですね。
天乃先生は本当にあったかくて素敵なお話を描く人です。



秋色君色
『一緒にいるだけでうれしくて ささいなことで胸がふるえて 時には胸が痛んでも それは 泣きたくなるほど しあわせな』

これぞ少女漫画!すごくドキドキしてキュンキュンしました!
電車の中ってやっぱり最高の青春スポットですね。

最初は全くかのこに振り向かない伊原くんでしたが、少しずつ少しずつかのこに優しい表情を見せてくれるようになる姿が素敵。
最後悲恋で終わらなくて本当に良かったです。



明日のかけら(おまけまんが)
『それぞれの想いのかけらを つないで 重ねて そうして紡がれる 明日のかけら』

「雪のかけら」の岡田くんがフューチャーされています。
「いい人止まり」!!w確かにそんな感じだw
そんな岡田くんにも希望が~という終わり方。この2人のお話も詳しく見たかったなぁ。



本当に本当に素敵な1冊でした。
天乃先生の単行本がこれからもっともっと出てくれることを祈ります。





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