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シトラス(1)

シトラス 1 (マーガレットコミックス)シトラス 1 (マーガレットコミックス)
(2011/03/25)
香魚子

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少女たちが経験する挫折成長
思春期まっただ中 中学生たちの青春ストーリー


以下ネタバレ感想です。


「さよなら私たち」「隣の彼方」の香魚子先生の作品。
別マで1話と2話を読んで一瞬で心奪われました。

思春期真っ最中の中学生達のお話ってやっぱり素敵です。






【あらすじ】
小さな町・木ノ戸町でまっすぐに育ってきた志保は今年で中学3年生。
ピアノを弾くのが大好きで将来の夢はこの町にピアノ教室を開くこと。
そんな志保のクラスに美少女・奈七美が東京から転校してくる。
奈七美との出会いで志保のすべてが変わりはじめる。(裏表紙より)


【感想】
木ノ戸という田舎の小さな町が舞台の中学生達のお話。
田舎、方言、中学生、青春、という組み合わせは私が最高に好きなシチュエーションです。
最高のキュンキュンが揃ってますよね。


「くじけるのは もうちょっと頑張ってからでもいい」
主人公の志保はピアノが好きで純粋でぽやっとした女の子。
そんな志保の世界が、奈七美が転校してくることによって変わります。

今までの自分の世界がいかに小さかったかを思い知ったり、自分と考え方の違う友達とどう付き合って行けばいいのか思い悩んだり、この時期特有の青くさい未熟な悩み達がとっても良い。

志保は奈七美によって悲しい思いをするわけですが、それでもやっぱりもう少し頑張ってみようと思い直します。
その理由となったのが蒼馬くん。


「よくわからんけど ――いつもは もっと楽しそうだった」
私はこの蒼馬くんと志保のシーンを別マで見て、単行本を絶対に買おうと決めたわけですw
それだけ、この短いやり取りにキュンとさせられました。

蒼馬くんは志保と同じクラスの男の子。
悪い悪いと噂を立てられて、クラスから孤立している一匹狼的な子です。
そんな蒼馬くんが、志保が泣いていた時、音楽室の窓の外にいるわけですよ。

いつも窓の外にこっそり座って志保のピアノを聴いていたんだなぁと思うともう胸がぎゅ~~っとなります。
きっと志保のピアノに元気をもらってたんでしょうね。
志保と目が合っちゃった時のあの顔がかわい過ぎますw
いつもだったら絶対覗かないのに志保が泣いている声が聞こえたから思わず窓覗いちゃったんだろうなw

なんで泣いてるのかは知らないけど、いつもここでピアノを聴いてた時はもっと楽しそうだったから、とぶっきらぼうに伝える蒼馬くん。
自分よりもずっとピアノが上手い奈七美が転校して来たことで、志保はくじけそうになっていましたが、蒼馬くんがタオルを差し出してくれたことで、もう少し頑張ろうと思い直します。

泣いてるのを見て焦ったり、ぶっきらぼうに心配してたり、乱暴にタオル差し出したて志保の顔ガシガシ拭いたり、もう蒼馬くんにはキュンキュンさせられ過ぎですw
こういうシチュエーション、もう大好きです。いかにも青春!って感じ。


「ばかじゃねぇの? なんで庇ったりしたんだよ」
蒼馬くんはほんとにワケありな感じで、何かを抱えている様子。
タオルを貸してもらって以来蒼馬くんに人懐っこく話し掛ける志保ですが、蒼馬くんは音楽室の窓で話した時とは違う冷たい態度を取ります。
蒼馬くんは自分といたら志保も同じように変な噂を流されるから、ということを心配していたんですね。

蒼馬くんの家族のこと気になります。
崇くんの携帯を盗んだ理由も合わせて早く知りたいです。



志保が中心で話が進んでいくのかと思いきや、蒼馬くん、奈七美、志保と幼なじみの崇くん、志保と友達のよりちゃん、全員が主人公となって話が進んでいくようです。
一人一人が抱える悩み、葛藤が皆それぞれで、そして皆等身大のものなんですよね。

自分が好意を持って接した相手から必ずしも好意が帰って来るわけではない事実を知ったり、田舎で収まっているのが嫌で見栄を張っちゃったり、見ていると懐かしいような切ないような気持ちになります。
「中学生」という微妙な時期の姿を、本当に上手く描いていると思います。

個人的にはやっぱり志保と蒼馬くんのことが気になります。
そして奈七美のことも、崇くんのことも。
これから皆がどう葛藤し、どう成長していくのか、本当に楽しみです。





香魚子先生の作品と言えば、「さよなら私たち」「隣の彼方」などといったような、ただただ恋愛メインの作品とは違い、一見万人受けしにくいような、爽やかに見えて暗くて、痛くて、ドキリとしてしまう、そんな魅力を持つ作品です。
人間の本質や汚い部分も描いてしまう作風だと思われます。そこが魅力的なのですが。

今回の「シトラス」はそんな暗めの雰囲気を過去作品同様踏襲しつつも、中学生という設定からか、伝えたいことや隠された気持ちが少しわかりやすくなっている気がします。
中学生特有の悩みや葛藤がすごく懐かしくて、切なくて、読んでいてキュンとする。
本当に素晴らしい作品でした。今後も期待です。


⇒「さよなら私たち」感想





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